防災

通信・情報収集

防災用モバイルバッテリーの選定基準:スマホを何日間維持できるかを数値で設計する

ポータブル電源があればモバイルバッテリーは不要——この考えは半分正しく、半分間違いだ。ポータブル電源は自宅・避難所の「据え置き電源」として機能するが、避難中・移動中・持ち出し時の「携帯電源」としてはモバイルバッテリーが不可欠だ。スマートフォ...
住宅・建物の安全

家具転倒防止の力学:転倒モーメントの計算と突っ張り棒・L字金具の選定基準

阪神・淡路大震災では死者の約83%が建物倒壊・家具転倒による圧死・窒息死だった。建物が倒壊しなかった家庭でも、室内の家具転倒が直接の死傷原因になったケースが多数あった。家具転倒防止は「なんとなくやっておく」ものではなく、転倒モーメントという...
電力・ポータブル電源

ポータブル電源の保管・メンテナンス:防災装備として10年使うためのSOC管理と定期点検

ポータブル電源を防災装備として買ったまま押し入れに入れておく——この「置きっぱなし」運用が、いざというときに機能しない最大の原因だ。LFPバッテリーは熱安定性・長寿命に優れるが、保管SOC(充電残量)・温度・定期充電の3条件を管理しなければ...
水・浄水器

浄水フィルターの孔径と除去対象:0.1μmが防災最低ラインである工学的根拠

「浄水器があれば安心」という認識は正確ではない。フィルターの孔径(μm)によって除去できる汚染物質の種類がまったく異なり、細菌を除去できても0.1μmより大きな孔径のフィルターではウイルスは素通りしてしまう。災害時の汚染水(河川水・井戸水・...
住宅・建物の安全

ガラス飛散防止フィルムの選定基準:JIS A 5759認証と膜厚100μmの根拠

地震でガラスが割れたとき、飛散したガラス片による切傷・刺傷が多くの死傷者を出してきた。1995年阪神・淡路大震災では、ガラス飛散による負傷が全負傷者の相当数を占めたとされる。しかし「ガラス飛散防止フィルム」と書かれた製品なら何でも同じではな...
通信・情報収集

防災用トランシーバーの選定基準:通信距離・周波数・免許の有無を工学的に整理する

ラジオが「受信専用の情報収集手段」であるのに対し、トランシーバーは「双方向の通信手段」だ。携帯電話・インターネットが機能しない大規模災害時に、家族間・避難所間・地域コミュニティ内での通信を確保するためにトランシーバーが機能する。しかし「免許...
水・浄水器

ポータブル浄水器完全比較:中空糸膜・NSF認証・流量で選ぶ防災用3機種

ポータブル浄水器を選ぶ基準(孔径・NSF認証・電力不要・流量)は浄水フィルターの孔径と除去対象で解説した。本記事ではその基準を満たす現行主力3機種——ソーヤー ミニ SP128・カタダイン ビーフリー AC・ソーヤー スクイーズ SP129...
防犯・セキュリティ

停電対応 防犯カメラの選定基準:バッテリー内蔵・IP65・ローカル録画を数値で評価する

通常時に機能する防犯カメラと、災害・停電時にも機能する防犯カメラはまったく別の設計だ。ACコンセントに依存するカメラは停電と同時に停止し、クラウド録画に依存するカメラはインターネットが切断された瞬間に録画が止まる。阪神・淡路大震災後の神戸市...
水・浄水器

備蓄水の必要量計算:家族構成・季節・用途別の最低ラインを数値で算出する

「1人1日3リットル」という備蓄水の目安は農林水産省・内閣府が示す数値だが、これは飲料・調理用の最低ラインだ。夏季・避難時の肉体労働・乳幼児がいる家庭・在宅医療機器使用者では必要量が大幅に増加する。また「飲料水」と「生活用水」は別に計算しな...
電力・ポータブル電源

防災用ソーラーパネル完全比較:出力帯別の選定基準とポータブル電源との接続設計

ポータブル電源を防災装備として長期運用するなら、ソーラーパネルとの組み合わせは必須だ。しかし「何Wのパネルを選べばいいか」「どのメーカーを選べばいいか」という問いに答えるには、出力帯ごとの特性と自分のポータブル電源のソーラー入力上限を理解す...