複合災害

防災の基礎知識

台風・豪雨と地震の複合災害:2004年愛媛の体験から考える多重リスク

2004年、愛媛県は台風に何度も叩かれた年だった。河川が氾濫し、山が崩れ、道路が寸断された。しかし停電はなかった。スーパーも開いていた。「すべてが止まったわけではない」のに、それでも地域は深刻な被害を受けた。この経験が教えてくれたのは、「複...
防災の基礎知識

日本の災害リスクマップ:地震・水害・土砂災害の分布を工学的に読む

「うちの地域は地震が少ないから安全」「川から離れているから水害は大丈夫」——この2つの認識は、過去のデータによって繰り返し裏切られてきた。日本全国どこに住んでいても、地震・水害・土砂災害のいずれかのリスクが存在する。問題は「リスクがあるかど...
防災の基礎知識

防災の72時間ルールとは:行政が公式に認める「公助の空白」を科学する

「72時間以内に救助されなければ生存率が激減する」——この言葉は防災の文脈で広く知られている。しかし「なぜ72時間なのか」「72時間という数字はどこから来たのか」「72時間を生き延びれば安全なのか」を正確に説明できる人は少ない。一般に語られ...