過去の災害から学ぶ

東日本大震災から学ぶ備え:数字で読み解く複合災害の実態

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、地震・津波・原発事故・広域停電が同時に襲いかかった「複合災害」だった。死者・行方不明者は合わせて1万8千人を超え、震災関連死は今なお増え続けている。本記事では、警察庁・復興庁・内閣府・消防庁の一...
防犯・セキュリティ

停電対応 防犯カメラ完全比較:ソーラー・バッテリー内蔵モデルを防災スペックで選ぶ

停電対応防犯カメラの選定基準(バッテリー内蔵容量・ローカルストレージ・IP規格・夜間撮影性能)は停電対応防犯カメラの選定基準で解説した。本記事ではその基準を満たす現行主力モデルを防災スペックで比較し、「設置工事なし・停電中も録画継続・月額費...
水・浄水器

浄水フィルターの孔径と除去対象:0.1μmが防災最低ラインである工学的根拠

「浄水器があれば安心」という認識は正確ではない。フィルターの孔径(μm)によって除去できる汚染物質の種類がまったく異なり、細菌を除去できても0.1μmより大きな孔径のフィルターではウイルスは素通りしてしまう。災害時の汚染水(河川水・井戸水・...
住宅・建物の安全

ガラス飛散防止フィルムの選定基準:JIS A 5759認証と膜厚100μmの根拠

地震でガラスが割れたとき、飛散したガラス片による切傷・刺傷が多くの死傷者を出してきた。1995年阪神・淡路大震災では、ガラス飛散による負傷が全負傷者の相当数を占めたとされる。しかし「ガラス飛散防止フィルム」と書かれた製品なら何でも同じではな...
防災の基礎知識

在宅避難の水備蓄:飲料水・生活用水・浄水の3層構造で設計する

水の備蓄は「2Lペットボトルを何本か買っておく」では設計として不完全だ。断水時に必要な水は飲料水・生活用水・浄水の3つの層で考える必要がある。それぞれの役割・必要量・調達方法を整理し、家族構成と断水期間から逆算した備蓄量を設計する。1. 水...
防災の基礎知識

避難情報の警戒レベル:レベル1〜5の発令基準と取るべき行動

2021年5月の法改正で、避難情報は「警戒レベル1〜5」の5段階に統一された。「避難勧告」は廃止され、「避難指示」に一本化されている。この仕組みを理解していなければ、レベル4の避難指示を「勧告よりは軽い」と誤解したまま逃げ遅れる危険がある。...
過去の災害から学ぶ

阪神・淡路大震災から学ぶ備え:直下型地震・木造密集市街地・火災の連鎖

1995年1月17日午前5時46分、マグニチュード7.3の地震が淡路島北部を震源として発生した。死者6,434人のうち約77%が家屋・家具等の倒壊による圧死・窒息死だった。「地震で死ぬ」のではなく「建物に殺される」——この構造は今も変わって...
防災の基礎知識

洪水ハザードマップの読み方:浸水深・浸水継続時間・避難行動への落とし込み方

「ハザードマップを見た」で終わっていないか。色のついた地図が自分の家をどの色で示しているかを確認するだけでは不十分だ。浸水深・浸水継続時間・想定される浸水シナリオを理解し、それを「いつ・どこへ・どう逃げるか」という行動計画に変換して初めて意...
過去の災害から学ぶ

熊本地震(2016年)から学ぶ備え:前震・本震の連続発生と車中泊避難のリスク

2016年4月14日の前震(M6.5)から28時間後、より大きな本震(M7.3)が同じ地域を襲った。「前震では倒れなかった建物が本震で倒壊した」——この事実は、最初の揺れで「大丈夫」と判断することの危険性を示している。また、大規模な車中泊避...
過去の災害から学ぶ

能登半島地震から学ぶ備え:孤立集落・長期断水・半島地形の脆弱性

2024年1月1日に発生した能登半島地震(M7.6)は、半島地形特有の孤立リスクと水道インフラの脆弱性を改めて示した。最大約3,000人が孤立し、一部地域では断水が7ヶ月以上続いた。「支援が届かない状況で自力で生存する」ことの現実的な条件を...